浜松市北区Ｎ様邸新築工事/ダイニングテーブル製作 | 家づくり現場 | コラム

こんにちは。浜松市の工務店、ほっと住まいるの栗田です。

弊社ではマイホーム完成のお祝いとしてダイニングテーブルをプレゼントしています。

ダイニングテーブルと言っても家具屋さんで売ってるものではなく、一枚板を加工して製作するものなので、その作業は我々が自身の手で行います。

製作と大袈裟に言っても、その工程は①研磨②オイル塗装と２段階で、まずは研磨作業から・・・。

作業はこんな電動サンダーで行います。

底面に紙やすりを取付けることが出来、そこが振動することで木材を磨ける仕組みとなっています。

『マキタ』といえば電動工具の第一人者のようなメーカーで、インパクトドライバーや電動丸鋸など種類も豊富。

プロの職人さんもマキタ製の電動工具を使用している方が多いですね。

プロ向けの道具・・・極端な話をするとお医者さんのメスなんかは欲しくてもどこで買ったらいいか見当もつきませんが、電動工具はホームセンターやハードストック、HODAKAといった工具屋さんで簡単に購入することが出来ます。

最近ではDIYも流行っていますので、そういうお店でプロ仕様の確かな性能の道具を購入しておくのも悪くないかもしれません。

話は脱線してしまいましたが、一枚板って材木屋さんから購入した段階では角も尖っているし、ささくれなんかもあって、そこを手でシャーッと滑らせたりすれば、まず間違いなくケガをします。

なので、板の表面を磨きつつ、尖った部分も丸くなるように角を取ってあげます。

研磨をして板の表面がすべすべになったら、続いて行うのがオイル塗装。

塗装は『未晒し蜜ロウワックス』にて。

未晒し蜜ロウワックスは蜜ロウとエゴマ油を原料とする１００％自然素材のワックスです。

缶のデザインにミツバチが描かれていることからも想像できるかもしれませんが、蜜ロウというのはミツバチが巣の精製のために生み出す材料で、ミツバチが分泌するロウのことで、リップクリームの原料になったりもしています。

またエゴマ油は食用とされていますし、葉の状態では焼き肉のときに食されたりもしていますよね。

つまり・・・蜜ロウワックスの原料はどちらも口に入れても大丈夫なもので、身体に害のない安全で安心なワックスと言えます。

だからといって、舐めてもらっても味は保証できませんが・・・・・・。

さて、この蜜ロウワックスをタモの板に塗ると、深みのある良い色合いになります。

（比較のために右半分に蜜ロウワックスを塗ってあります。）

さらに、全面に塗装を施した写真がコチラ。

・・・木目も際立ちましたね。

写真のように見た目をレベルアップさせてくれる蜜ロウワックスですが、その効果は見た目だけのものではありません。

ワックスを塗ると、そこに撥水効果も生まれます。

蜜ロウワックスを塗った直後は手の平もこの通り、水を弾いて・・・・・・

ただ、気を付けなければいけないのは、この撥水効果は永遠ではないということ。

定期的にワックスを塗ってあげないと、冷たいコップなどを置いたときにできる輪染みの跡が残っちゃいますので、メンテナンスは欠かさずに行ってもらいたいというのが弊社としてのお願いです。

塗装というと難しく感じるかもしれませんが、スポンジに少量のワックスを取ってそれをうすぅ～く、うすぅ～く伸ばしていくだけで特別な技術は要りませんのでご安心を。